2013年7月26日金曜日

川崎大師の蕎麦膳はやまの天麩羅せいろ


まあ、なんである、川崎大師で風鈴市をやってるてなことをテレビのニュースでやってたので、「こっこれはいかん、夏に風鈴市に行かないでいつ行くのか、今でしょ」と、すでに言うのもはばかられるぐらい恥ずかしいことになってる今でしょを今でしょして、京急川崎駅を降り立って歩くこと5分かな10分かな、とにかく川崎大師にお参りして、「さて、何を食うか?」つーことで、霊能グルメレポーターの本業に立ち返り、昼めしの店をどこにするかてなことで、例によって命がけで思考熟慮考察検討したのである。

それで、命がけの思考熟慮考察検討の結果、ここはやっぱりなんつっても門前蕎麦だろうつーことで、川崎大師の大山門前にある蕎麦膳はやまてな蕎麦屋に入ったのである。

実は子供の頃に一時期、川崎に住んでいたことがあって、そのとき食べた蕎麦の味が忘れられなくて、その後、ご成人あそばしてからも、あちこちの蕎麦を食べてみたのであるが、その味がみつからなかったのである。

藪そばなんかの江戸前の蕎麦とはちがうし、信州蕎麦ともちがうし、戸隠蕎麦ともちがうし、八割蕎麦でもなく、十割蕎麦でもなく、いったい子供のころ食べたあの蕎麦の味はなんだったのかと不思議であったのであるが、これ、この味だったのである。

蕎麦の細さといい、蕎麦つゆの甘みといい、この味を数十年ぶりに味わって、「あああああ、なんとこの味だったのかあああああああっ」と、大感動したのである。

つまり言ってみれば、川崎蕎麦かね。

そんなものがあるのかどーだかわからんが、たしかにこの麺の細さと茹で具合と蕎麦つゆの甘みが、あたしの蕎麦の味の原点であったことは間違いないのである。

しかし、川崎にお住まいでなくなってからは、この蕎麦と蕎麦つゆの味には出会うことはなかったのである。

まあ、なんつーのか、各地の観光地の食いもんてなものは、なにしろ物見遊山通りがかりの客が相手だけに、手抜きのいい加減なものが多いのが通常であるが、この店の蕎麦は気合が入ってるのである。

麺もつゆも実にみごとなできで、天麩羅も揚げたてで、涙が出るほどのお味であるのである。

まあ、いつもゆーことであるが、これはあたしには美味いのであって、この細い麺の蕎麦や甘みのあるつゆをお好みでない向きもあるのは当然であるのはゆーまでもないことであるのである。

まあ、今回は、蕎麦を食うと言うよりは思い出を食うという、柄にもなくそこはかとないセンティメントを漂わせた昼めしであったわけであるが、それを抜きにしても大変美味しゅうございましたのである。


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