2016年6月22日水曜日

タイ・アユタヤでシーフード料理を食う


タイのアユタヤの寺院や遺跡をぐるぐる回って腹がへったので、通りがかりのシーフード料理の店で昼飯である。

最初の見事な色合いのお料理は川魚の揚げ物である。

どうも鯉の類いのお魚に見えるのであるが、川魚はタイの皆さんも生臭いのかどうなのか、ハーブをあれこれ山ほど載せて油で調理してあるのである。

これが絶妙な味付け香り付けとなって実に美味である。


これが同じお料理の出てきたばかりの時の写真であるが、上に藁のように載っているのはレモングラスである。

その上から油をかけて、お魚さんに味付け香り付けをしてるわけである。


その次は椰子の実に入ったイカや貝のココナッツミルク味のお料理である。

もちろんそれなりに辛いのである。


ケールの茎の炒めものである。

タイではケールの茎をお料理によくお使いになるのであるが、どうも日本のケールとは種類が違うのか、これが柔らかいのである。


白身魚のフライである。

シーフードと言っても、さすがに猛暑のタイで刺し身はやばくて食えたもんではないので、お魚料理は基本的に揚げ物である。


イカとお野菜の鍋物である。

タイ料理はお野菜が豊富であるので、バランスのよいお食事であるが、基本的にスパイスとハーブが効いていて辛いのである。


川エビのお料理である。

シーフードとはいっても、海に限らず、つまりはいわゆる魚介類のお料理ということであるわけである。


窓から見える景色は、バンコク都内とは一変して、実に穏やかな農村の風景である。

このあたりは果てしなく水田の広がる地域であるので、水平線まで水田が見えたりするのである。

浮世をあてもなくふらふら生きることの素晴らしさに感動して意味もなく感涙にむせぶ瞬間であるが、食うことが先であるのは言うまでもないことである。

人生の最大の楽しみは食うことに尽きるとは思うが、これが食い過ぎると健康にあれこれ問題が出てきて食えなくなったりするのである。

だから、あたしのような暴飲暴食を生きるよすがとするものも、食うために食生活を崖っぷちでコントロールしなければならないのは論を俟たないところである。

おためごかしの尺稼ぎはともかく、好きなだけ食えて好きなだけ飲めることに、ああ、ありがたいありがたいとなむなむして、全身全霊を込めて食い倒すわけである。


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2016年6月15日水曜日

タイでゲーン・キャオ・ワーン(タイグリーンカレー)を食う


タイのBTSラチャダムリ駅近くにあるハンサーホテルのレストランでゲーン・キャオ・ワーンを食ったのである。

ゲーンはスープの総称であるので、本来はカレーではないのであるが、この店のメニューのカレーのリストにマッサマンとならんでいるので外国人向けにはわかりやすくカレーと呼称しているわけである。

日本ではいわゆるタイカレーあるいはタイグリーンカレーと呼ばれてレトルトなどでも市販されているアレである。

他のゲーンと同様に様々な香辛料やハーブをすり潰したペーストを炒めてココナッツミルクやナンプラー、砂糖、具になる豆ナス、タイナス、赤ピーマン、肉、エビや魚を煮込んで作るお料理であるが、これが、激辛が当たり前のタイ料理の中でもさらに激辛である。

日本の国内でレトルトなどで市販されているものは日本人向けに極めて甘口であることがわかるのである。

タイにご滞在中はとにかく毎日が激辛料理であるので、辛さに麻痺してくるのであるが、それでも辛いのである。

これに比較してマッサマンはタイ料理としてはさほど辛くないので、世界各国の人に馴染めて、CNNのご意見で世界一うまい料理ということになったのかもしれないのである。

あたしはどちらかというと辛さを差し引いてもゲーン・キャオ・ワーンを世界一と認定したいのであるが、人によっては辛すぎて食えたもんじゃないというお料理である。

日本ではスープは飲むものであるが、タイのスープであるゲーンは具を香辛料やハーブその他で味付け香り付けして、その具を食うことが主体であるので、このゲーン・キャオ・ワーンをスープカレーと考えてスープをご飯に全部かけてしまうと激辛我慢大会になってしまうのである。

たとえばゲーンの代表のトムヤムクンはスープを飲むための料理ではなく、その具を食うための味付けのスープであるということが理解できるとゲーンが理解できるのである。


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