2018年12月8日土曜日

平家の郷でハンバーグ御膳を食う


基本的にあたしはハンバーグよりはステーキ派である。

しかし、この店はハンバーグが売りであるらしいので、「ハンバーーーーーーーーーーグ!!」とご注文遊ばして、ハンバーグ師匠になったのである。

そしたら、おねーさんがナイフとフォークでハンバーグを軽やかに半分に切って焼いてくれるてなテレビでもよく取り上げるハンバーグ専門店のパフォーマンスともに「焼き加減はこのぐらいでよろしいでしょうか?」とお聞きになったので、「けっこうです」とお答えして、もぐもぐとお召し上がりになったのである。

ううむ、まあ、文章の情けなさはあっちに置いといて、貴ノ岩が引退である。

とにかく、去年、貴ノ岩自身に対する日馬富士のぼーりょく問題で、元貴乃花親方が激怒奮闘して刑事告訴も含めて日馬富士を追い詰め引退させて、しかし、その後に弟子の貴公俊のぼーりょく事件が起きて、逆に自らが追い詰められて貴乃花親方引退廃業とともに貴乃花部屋がなくなったわけである。

そのような前後の状況を考えれば普通の感覚では絶対にありえないことであるが、28歳の幕内力士という多大な収入も地位もある大人としてはおっちょこちょいの極みの行動でその収入も地位も棒に振って、自身の人生も窮地に追い詰められたわけである。

まあ、考えてみると、元貴乃花親方の人生は有名人に時折みられる過度の幸運と災難が代わり代わりにやってくる運気で、本人の望む望まないにかかわらず天国と地獄を行ったり来たりである。

りえママとの確執から始まって、平成の大横綱と言われながら、あれこれのもめごとの末に母と兄を絶縁して、あれこれのもめごとの末に相撲協会と絶縁して、あれこれのもめごとの末に妻と息子を絶縁して、孤立無援の状況のときに貴ノ岩のおっちょこちょいで、ちまたでは元貴乃花親方の指導力云々まで言われる始末である。

このように、幸運も不運も、本人の望む望まないにかかわらず、向こうからやってくるのである。

あな、恐ろしや。

ゴーンさんは倒産寸前のにっさんじどーしゃを建て直して、あれこれの不正不始末で窮地に落ちいったみつびしじどーしゃを立て直して、そのあげく極悪非道の犯罪人みたいな言われようである。

まあ、コストカッターとして数万人のくびをおきりになった恨みつらみがここにきて念障となったということであるのかもしれないが、いずれにしても、5歳のおんなの子をいじめ殺した父親や高速道路であおり運転のあげく子供の目の前で両親を死にいたらしめた非人道的なやからと同列に扱われるような極悪犯罪人ではないのである。

投資家に対する情報としての違法云々をあっちに置いとけば、世界の企業のトップのみなさんと比較して大変少な目の給料を社員や周囲の目を気にしてさらに少なめに言ってただけである。

週刊誌で「ちょろまかした」なんて非難轟轟で言われようのゴーンさんの給料は、欧米の大企業のCEOだの経営者だのの年に数百億円てな給料と比較すると、年に10億円てな実に楚々とした給料であるが、あたしら日本の大多数の能無しびんぼーにんからすると破格の年収に対するねたみひがみの念障が報道関係さらにはメディアの論調にいっきにのしかかったということもあるということであるわけである。

まあ、本人いわく株価や社員の士気を考えたてなことであろう策が、社内の反ゴーン派やフランス資本の日本席巻を危ぶんだ永田町のあのあたりの人に付け込まれる脇の甘さとなってこの事態となったわけであるが、いずれにしても、「愛人ができてから性格があんなになった」なんておおきなお世話も含めたひどい言われようで、日本国中のあたしら能無しびんぼーにんのねたみひがみの念障も数が集まるとなめてはいけない威力であることがわかるわけである。

あな、恐ろしや。

マラソンねえさんの万引き謝罪会見は実にかわいそうで、本人の意向なのか周囲の意向なのか、憔悴してる病人を引きずり出してさらしものという、「もう、かんべんしてあげなさいよ」といいたくなる絵づらである。

このマラソンねえさんはどうみても犯罪者というよりは病人であるので、とににかく専門の医師による早急な治療が正しい方向である。

こんな病人をマスコミメディアが総がかりで微に入り細にわたりネタにしてさらしものにするのは、いわゆる「溺れた犬を棒で叩く」のと変わらんひどい仕打ちにしか見えないのはあたしだけかね。

「万引きは年に総額四千億円の犯罪で、それでつぶれる店もある」てな論議を、ひとりの病人にすべてを負わせるのは逆に非道で、とにかく良い医師にめぐり合って、窃盗症あるいは万引き依存症の回復に向けて治療することを願うばかりである。

それも含めて、所属してた実業団陸上部の家畜の飼育的ながんじがらめのひどい管理体質も明るみに出て、あたしらみたいな「他人の言うことはいっさいやらない」という種類の無頼者からすると、「こうなる前に、さっさとやめりゃいいのに」と思うのもあたしだけではないかもしれないのであるが、マラソンに命を懸けるトップランナーの夢がそうさせないのは言わずもがなである。

その「夢」が窃盗症あるいは万引き依存症というのっぴきならない病を引き起こし、某国際女子マラソン優勝者ということも相まって、日本中のさらしものになったわけである。

あな、恐ろしや。

まあ、こんなとこかね。

なんなんだこれ。


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