2011年12月23日金曜日

コーヒードリップポットを買ったのである


まあ、なんつーのか、仕事場でコーヒーを飲むのにケトルがね、ふつーのいわゆるホーロー引きのやつで、注ぎ口はそれなりに細いのであるが、なにしろあたしは元が珈琲専門店のマスターであるので、そこはそれ、専門家としてはコーヒードリップの専用ポットが欲しかったので、某百貨店の某アートマンてなマニア用品売場に行ってみたらば、これが6800円とか、ちょっとお高いのは14800円とかの値札がついてるのである。

ものすごく小さいお一人様用0.5lの物で3800円てな値札であるのである。

まあ、あたしはこの手のものは業務用しか使ったことはなかったので、個別に買うとシロート用でもこんなにするとは思わなかったのである。

まあ、店を出すときは銀座洋食器だのなんだのの業務用専門店に、一般の厨房用品や食器に比べるとやたらと高い業務用の物をまとめて注文したので、ヤカンがいくらするのかなんてことはとくに考えたことはなかったのである。

とにもかくにも、まあ、コーヒードリップポットなんていっても日本語で言うとヤカンであるので、ヤカンにあーた14800円も払うのは我社の経費節減緊縮行革政策からしてもしなくても、いくらなんでも抵抗があるのである。

ううむ、これは我社の存亡をかけた戦いであるつーことでネットで探したらものすごく安いのである。

まあ、つーことですぐ某アマゾンに注文したらばすぐ北乃きいであるのである。

送料込み税込みで1974円であるのである。

ヤカンとしては妥当な値段であるのである。

まあ、べつに業務用みたいに一日中使うてなことでもないので、極端に堅牢にできてる必要も無いのでこれでOKであるのである。

なかなかデザインもよろしいじゃございませんか。

それで、コーヒードリップにはなんでこの細口のものがいいかとゆーと、細口からすこーしずつ湯を出して、挽いた珈琲豆の粉をドリッパーの底に溜めたままドリップしたいからであるのである。

珈琲の粉が注いだ湯の勢いで、湯の中に舞い上がると、湯が珈琲の成分を抽出せずにカップに落ちてしまうからであるのである。

そうなると、珈琲の香りが逃げてしまうのである。

ちょーしにのってぶくぶく泡立ててドリップすると香りが逃げてしまうのである。

ここであるのである。

香りを抽出するにはコーヒーの粉を乱さずに底に溜めたまま湯を足して行く技術が必要であるのである。

珈琲のうまさというものは、50%以上が香りによるものであるのである。

ここが理解出来ないと、珈琲はわからないのである。

まあ、とたえば、焼き鳥でも、ガスで焼いたのと炭火で焼いたのとではまったく違う味がするわけであるが、これ、舌で味わうというよりも、鼻で味わっている部分が大きいからであるのである。

味覚の半分以上は鼻腔で味わっているのである。

その香りを無理に出そうとすると、ファミレスやファーストフードの機械ドリップによる毒みたいな味になるわけである。

まあ、利益追求販売促進一辺倒の現在ではそれが一般的で、売上なんかどーでもマニアックにコーヒーの味を追求する珈琲専門個人店のマスターなんてのはほとんど絶滅してしまった状態であるので、それに満足できなくて何がなんでもうまいコーヒーを飲みたいと思ったら、自分でいーろいろやってみるしかないわけである。

そうはいっても、味や香りてなものは国や生まれた地域によって千差万別であるので、あたしがうまいものが誰でもうまいということでもないで、実際にはどーでもいいっちゃどーでもいいわけであるが、まあ、つまり、あたしはあたしがうまいと思うコーヒーを淹れたいわけである。

さて、つーことで、このポットであたしがうまいと思う香り高いコーヒーを淹れてみようではありませんか。

ううむ、こうなったら焙煎も自分でやりたいもんである。

きりがねーな。

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