2019年6月26日水曜日

山薬清流庵で自然薯づくし御膳を食う


店名が「山薬清流庵」である。

店名の冒頭に「山薬(さんやく)」と言い張ってるのである。

これはどう考えても、薬膳であることはあたしのようなナニのやからにも想像に難くないのである。

まさに医食同源、食により身体も運気も左右され、しいては運命をも左右し、人生の成り行きが左右されると常々わめいてる象気功の趣旨に限りなくご賛同いただける経営方針である。

食がよろしければよろしい人生が約束され、食が悪ければ悪い人生が待ち受け、自堕落な食生活に明け暮れすれば、予告なしにいきなり明日の朝にはむくろとなり、その生を閉じることとなる場合もあるのである。

キャッチフレーズは「自然薯とろろ・麦とろおばんざい」である。

氣の養生をなりわいとするあたしら気功師にはどの語彙も脳の深部をかき回してやまない魅惑のあれこれである。

日頃から肉食をこよなく愛し、気功師にあるまじき肉まみれのあたしの人生には一服の清涼剤あるいはカンフル剤になるであろう巡りあわせに、神の思し召しあるいは神のみこころの深さを思い知る今日この頃である。


まあ、いつもの神によいしょのおためごかしはともかく、いずれにしてもこのところ昼めしは二人前三人前にケーキ付きは当たり前という、気功家としては言語道断の暴虐な食生活を深く反省して、本日のメニューは「自然薯づくし御膳」である。

自然薯の刺身、自然薯100%のとろろ、自然薯の揚げ物、自然薯の煮物、自然薯入り麦とろ黄金ご飯、シジミの味噌汁という、実に薬膳のおもむき満載のお料理である。

血の濁りが浄化されて血液の流れがいやおうなく改善され、ああ、あたしの全身37兆個の細胞は轟轟と呼吸をし、生命エネルギーとしての氣が時空を超えて全身に隈なく張り巡らされた氣道に充ちる感覚にしばしの時を忘れるのである。


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