
うちの庭のヤマモモの木が実をたくさんつけたので、食べようと思っていたのであるが、家人がみんなで「酸っぱいから食べられない」つーので食べなかったのである。
しかし、あまりにも美味そうなので、熟れて落ちそうなのを採って食ってみたら、これが酸っぱいどころか程良く酸味があって実に美味いじゃありませんか。

それで、我が家のブルーベリーも生り始めたので採ってきて、仕事場に持ってきて、いっしょに朝食バナナのあとのデザートであるのである。
まあ、最近は野菜もレンタル農園の店子(たなこ)さんが収穫したキャベツだのサラダ菜だのキュウリだのをくれるので、外食でないときは、お食事前に採ったばかりの新鮮な野菜を大量にワシャワシャと食ってるのである。
それで、ジャガイモまで採りたてをくれるので、それを茹でたりしたのを皮ごと食うので、白米をほとんど食べなくて、なんちゅーのかこれ生食(せいしょく)ってんしょうか、新鮮なものばかり食ってるわけである。
つまりどれもこれも抗酸化作用のある食品を多食してるわけである。
そうなると、これが、よろしくないことに、今まであんなに美味かったジャンクや外食や市販の弁当や惣菜なんてもんが、不味くて食えないてな現象が起きるのである。
身体が嫌がってるのか、飲み込めないものも出てくる始末であるのである。
あたしは「なんでも美味い」という「悪食」を人生のモットーとしているのであるから、誠に不本意なことに、これではそのうち人生のコンセプトを変える事態にならないともかぎらないのである。
よろしいものを食べているとよろしいものが美味くなり、よろしくないものを食べているとよろしくないものが美味くなるのである。
抗酸化作用というのはつまりは万病の元であり老化の原因でもある活性酸素除去を促進するわけであるから、ご長寿の源泉ということになるわけであるのである。
いわば、それまでのあたしの乱暴狼藉な食生活が、本人の意思や好き嫌いと関係なく、神のお授けでそのよろしい方向に羅針盤を調整されているわけである。
また、最近はあちこちで紹介されてどなたもご存知であると思うが、アメリカの研究発表で、週に3回以上、果物や野菜のジュースを飲んでいる人は、飲まない人に比べてアルツハイマー発症のリスクが4分の1以下に抑えられるというデータもあるということであるのである。
まあ、それでも発症する人は発症するわけであるが、象気功のフレーズで言うと「飲まないよりは飲んだほうがいい」ということではあるのである。
あたしの船首は、その「飲まないよりは飲んだほうがいい」という方向にあたしの意思とは関係なく操(かじ)を切られているわけである。
ううむ、人間というものは実に不思議にできているもんである。
なるべくしてなりならないべくしてならないのである。
まあ、そうはいっても、交通事故で明日おっちんじまうかもしれないわけであるから、やっぱり、よろしくないものも美味いというのが人生の正しいコンセプトではあるわけである。

Camera:RICOH GRDⅢ、CX1(3枚目)
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