2013年3月30日土曜日

深川伊勢屋で深川丼


深川不動堂をこよなくご参拝遊ばして境内をこよなくご覧遊ばした後、さて、深川であるから深川名物の深川めしか深川丼を食おうではないかつーことで、門前仲町の深川不動堂参道の人情深川ご利益通りてな通りの入り口の鳥居の横にある創業明治40年深川伊勢屋さんてなお店の店頭の見本を見たらば深川丼てなメニューがあるので「おお、これだこれだ、これをひとつ賞味いたしてみようではないか、たのもー」つーことで勇躍して店内に歩を進め、やおら席に座って「あー、そこのおばさん、あ、いや、失礼、昔のお嬢さん、あ、いや、これも失礼、まあ、なんでもいいや、なにはともあれ、深川丼つーのをひとつ所望いたしたい」とお願いしたらば、これが出てきたのである。

すごい文章だねどうも、まあ、いいや。

本来、深川丼(ふかがわどん)とは、飯の上に、アサリ、ハマグリやアオヤギとネギなどの野菜などを煮込んだ味噌汁をかけた丼のことであるわけであるつーことであるので、これ、平たく言えば味噌汁かけご飯つまり下世話に言うところのねこまんまであるから、それを客に出すわけにもいかんつーのかどーななのかわからんが、伊勢屋さんの深川丼はあさりの玉子丼であるのである。

まあ、味が想像できないとは思うのであるが、これがね、意外や意外のIt is very tastyまいうーdélicieux맛있는восхитительный这是非常美味E 'molto gustosoであるのである。

世界の国からこんにちはであるのである。

とまれかくまれ、まあ、これ、だいぶ前に、江ノ島で呼び込みのおばさんに「うちは鶴ちゃんも来た店だよ」と言われて鶴ちゃんファンのあたしは思わず入って食ったサザエの玉子丼のさざえ丼の美味さと同様に、なかなか卵丼の出汁とあさりの相性がいいつーことであるわけである。

ううむ、いいね、なかなかグルメレポートはこーでなくてはいかんのである。

何がいかんかは詳細には申し上げられないのであるが、兎にも角にも、美味いものを美味いと言わずしてなんのグルメレポートであるかつーことであるのである。

伊勢屋さんの本業は創業明治40年てな、だんご、大福、のり巻、いなりなどの和菓子店であるから、そのお食事部門であるこの店は基本的には甘味処つーよーなコンセプトでさらにラーメンだってあるのである。

そのせいなのかなんなのか、深川丼の付け合せが漬物と味噌汁と中華春雨というわけのわからない組み合わせであるのである。

まあ、なんでも美味けりゃいいのである。

美味い上に、さらにお値段が、観光地とは思えない720円という良心的下町値段で、実に伊勢屋さんはえらいのである。

いや、いつもいいますが、べつにあたしゃ伊勢屋さんから宣伝費はいただいておりません。

てなことで、甘味処の深川丼と言う名のあさり玉子丼はまことに大変美味しゅうございましたのである。

つーことで、撮れ高はどうかね、どれどれ。


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2013年3月22日金曜日

月島でもんじゃ焼きと生ビール


もんじゃ焼きが食いたくなったので、一も二もなく電車に飛び乗って東京都中央区の月島の地に降り立ち、勇躍颯爽とその勇姿を現したのである。

東京メトロの月島駅7番出口を出ると、月島西中通り商店街のいわゆるもんじゃストリートつーのか、もんじゃ焼きの店だらけの通りに出るのある。

これが70店舗もあるそーであるので、そら壮観であるのであるが、いくら多くてもご入店遊ばすのは1店であるので、まあ、とにかく従業員が黒い制服で小洒落たこんてんぽらりーでナウぃてな恥ずかしい店装の店ではなくて、昔ながらの下町風情のあるよさげな店はなかろうかと選んで、さんぼてな店にめでたくご入店なされたら大人気満員で、そそと端の席に座って生エビもんじゃとビールをご注文したら、当たり前であるが先にビールが出てきたのであるが、これ、先に飲んでしまうともんじゃを食いながら飲むのにまた頼むようになるので、すこーしづつ飲んでたら生エビもんじゃが出てきたのである。

ううむ、どうも文章が長くなるのであるが、これはなんでかしらん。

ああ、改行するのがめんどくさいのね。

まあ、いいや。


まあ、江戸川区に住んでる知人の話によると、子供の頃には「駄菓子屋」にはもんじゃ焼きの鉄板があって、遊んでお腹の減った子ども達がそこに集まって食ってたそうである。

それで、子供であるから生焼けのまま食ってときどきお腹をこわしていたてなことをおっしゃって大笑いをしてたのである。

それで、江戸時代には既にもんじゃ焼きに類するものがあったことが分かっているそーである。

焼くときにタネで文字を書いて遊んだことから「文字焼き」と呼ばれ、「もんじ焼き」これが「もんじゃ焼き」となったとの説と、豪商の子息で大酒飲みの「門次郎」と呼ばれる男に由来する説とがあるつーことであるのである。

まあ、もんじゃてなものを食うのはこれで、2度めであるのである。

東京都台東区浅草近辺が発祥地とされる事が多いようであるつーことであるが、前回はその浅草のもんじゃ焼き屋で、おにーさんが目の前で焼いてくれたのを食ったのであるが、これが数年前であるので、もちろん手順はものすごいうろ覚えであるのである。

浅草の場合は観光客がほとんどで、もんじゃの店にはおにーちゃんおねーちゃんの客ばかりで、それにいちいち焼き方を説明してるとらちが明かないので、全部焼いてしまうとゆーことであると思うのである。

それで、月島のこの店は周囲を見回し見ると、どうも自分で焼くようであるのである。

まあ、当たり前である。


それで、生エビもんじゃを持ってきたおにーさんに「鉄板が十分あったまってから、具を先に入れて、焼けたら汁を入れてください」とご注意をいただいたのであるが、美味そうで待ちきれないのですぐ油を引いていきなり入れようとしたら、おにーさんがとんできて、「ちょっちょっ」と止められて、鉄板の温度を確かめられて、OKが出たので入れたら、それでもやっぱり早くて、となりの家族連れの鉄板はジュージュー言ってるのにあたしのは無音であるのである。

「うううう、やっぱり早すぎた、もっとじっくり待てばよかった、ああ、古来よりあわてるなんとかはもらいがなんとかつーのは至言であるなあ」

と大反省して泣きながら嘘泣きして、まあエビが焼けたのでよかろーとゆーことで汁も入れたら、さらに温度が下がって、そしたらそれに気がついたおねーさんが鉄板の温度を上げてくれたので、少しづつジュージューし始めたのである。

それで、どうもエビだけでは具が寂しいので、

「ううむ、これでは大霊能グルメレポーターの象師匠の面目もあそこも立たん、トッピングを追加しようではないか、これこれ、そこのおねーさん、イカとホタテを追加してくれないかね、うむ」

と申し上げたら、

「ええ? トッピングを今からですか?」

つーので、

「ああ、今からじゃだめ? そらそうだね、ごめん、今の発言は撤回します、ハイ」

つーことで、そのまま、もんじゃをもんじゃもんじゃしながら焼いて食って大変美味しゅうございましたのである。


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2013年3月20日水曜日

海鮮茶屋せんざんの会席料理で接待される


仕事関係の某しゃちょーに接待されたのである。

会席料理であるから舟盛りの他にコースでズワイ蟹だの伊勢エビだの天麩羅だの鍋料理だの寿司だのが次から次へといーろいろ出てくるのである。

もちろんお好きな日本酒が飲み放題であるので、あたしはご遠慮なくいろいろな地酒をしたたかにお飲みになって、へべれけになったのである。

人の酒でしたたかもないもんであるが、なにしろ接待であるので、ご遠慮申し上げては先方様に失礼にあたるので、命がけで飲まなければならないのである。

接待する方は先方様にご満足いただけるように全力で臨まくてはならないのはいうまでもないことであるのであるが、接待されて先方様にご満足いただけるように全力で飲み食いするのはあたしだけかもしれないのである。

あたしにとっての飲食には常に生きるかお亡くなりになるかのバトルコンペティションであるのである。

まあ、他にも命がけ全力でやることがないではないのであるが、これがまた、いろいろ社会通念公序良俗に反しないように進行しなければならないのが立派なオトナとしての責務任務義務であるので、そーいったうふんいやんあらんばかんぽこんぺろんぴろんとゆーよーな種別・種目・範疇・分類・科目・部類・カテゴリー・部門に類することはネタにすることはできないつーことであるのはご洞察いただきたいところであるがあたしは何を言ってるんでしょうか。

まあ、どちらかと言えば、あたしゃお食事接待よりも現金にしてもらいたいところであるが、そこはそれ浮き世の習いお仕着せつーものはなかなかこれでいかんともしがたいものであるのはいたしかたないのはご理解申し上げているので、そんなことは心で思ってもけっして口には出さずにあのねのねであるのである。

それで、しゃちょーは手に持ってるデジカメで、今回の記念写真を撮るんだと言って、そのデジカメを中居さんに渡して撮ってくれと言ったのであるが、これが電池切れでさっぱりフラッシュが光らないので、あたしのスマホで記念撮影をして、ついでにお料理の写真も撮ったのである。

これがついでてないと、人間を撮らずに料理だけを撮るということになり、さらに失礼にあたるので、あくまでもついでに撮ったわけである。

まあ、とにもかくにもへべれけで大変美味しゅうございましたのである。

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2013年3月17日日曜日

酢重DININGでおばんざいステーキ


東京駅をわざわざ観に行ったのである。

いわゆる東京駅観光であるのである。

それで、まあ、例によってなんか食いたいとゆーことで東京駅のエキナカ改札内のあちこちのレストラン飲食店を物色して歩いたのである。

ところが、なにしろ改札内は駅構内でプラットホームで電車に乗ってどこかに行く人ばかりであるので、ゆったりとメシ食ってる暇な人がいる場所でもないのだろうから、どれもこれも迫っ苦しい店内であるのである。

てなことで、一世一代食わずに死ねるか命がけの食道楽者の象師匠の意にかなう店は残念ながら見つけられず、東京駅の真ん前にそびえ立つ新丸の内ビルディグ5Fの酢重DINING(スジュウダイニング)てなお名前のこの店に来たのである。

まあ、これ酢重正之さんてな人の店であるそーであるが、あたしゃ酢重正之さんがいったい誰なのか存じあげないのであるが、とにかく、まあ、酢重さんのお店であるのである。


それで、注文したのが酢重のおばんざい4種盛り合わせであるのである。

おばんざいつーのは古来より京都の一般家庭で作られ食されてきた和食の惣菜のことであるのである。

味付けは京都風に薄味であるので近年ではヘルシーなイメージから人気が高まっており、惣菜店で販売されたり、京都をはじめとする飲食店で看板メニューとして提供する店が増えてきているつーことであるのである。

それで、ふつーは1940円であるが、あたしはメインをステーキに替えたので2390円であるが、味噌汁はおかわり自由であるのである。

かぼちゃの裏ごしがたっぷりでなんであるのである。

食ってみるとやっぱりたっぷりであるのである。

まあ、この店は立地と店構えのわりにお安くて1100円から昼めしが食えるのであるが、やっぱり何か工夫しないとショバ代と吊り合わなくなるのかもしれないのはわかるのであるが、かぼちゃの裏ごしがたっぷりであるのである。

いや、文句をいってるんじゃありませんよ、たっぷりだと言ってるんでありますよ。

かぼちゃがお好きな人にはたまらないわけであるが、あたしにはたっぷりであるのである。

応対のおねーさんはファッションもよろしくて、接客技術も絶妙で、おつむのちょーしがよろしいことがよくわかる仕儀であるのである。

まあ、地域性で、スーツ姿の皆さんが多くて、さらには競争も激烈であるだろうから、人選人事がそのようであるのかもしれないのであるが、まあ、あたしが仕事でぐるぐる回ってる郊外の下世話な昼めしのご接待とは一線を画す接待接客技術であるのである。

まあ、あたしがいつも「ひどいねこの店の接客は、店長までひどい」なんて感心してた下世話な店の代表の某ファミレスの某店で、ある日昼めしを食いに行ったら、いきなり超高級接客技術のおねーさんが出てきてあまりにもみごとな応対接待客あしらいであるので、「ええええええ、なんなんだこの人は、うちの会社に引きぬきたいもんだ」と感心してたら、店内の様子を拝見するに、どうもその店の接客がひどすぎて苦情が本部に行ったらしく、接客指導のおねーさんが派遣されてきてたらしーのである。

だから、当然、次にあたしがご来店遊ばしたときは以前のにっちもさっちも行かないようなおねーさんばかりの店になっていて、そのびっくりするように見事な接客技術のおねーさんには2度と合うことはなかったのであるが、それでも、それ以前は客をあしざまにののしるような接客をしてたおねーさん達ががすっかりおとなしくなってしまったのであるから、効果はそれなりにあったわけであるので笑ってしまったことがあるのである。

いや、これはもちろん某ファミレスを批判してるわけではないし、あたしゃもちろん廉価なファミレスのおねーさん方の接客態度になんの期待もしてないし、それで本部に文句をいうなんてことはさらさらないのであるが、あたしは飲食店経営者であったので、基本的に接客の仕方には極めてきびしーご意見の持ち主であるのであるが、ところ変われば所ジョージで接客技術も変わるわけであるつーことであるのがよくわかるこの酢重さんのおねーさんのみごとな応対立ち居振る舞いであるのである。

つまり、これはそのおねーさんをお雇いになる店の経経営者、あるいは店長の性格が反映されているということであるのであれがこれしてこれがあれこれするわけである。

ううむ、飽きてしまったのであれこれになってしまったのである。

つーことでかぼちゃの裏ごしがたっぷりで大変美味しゅうございましたのである。

だから、いやみじゃありませんったら。


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2013年3月15日金曜日

四代目横井製麺所で釜玉うどんとイカ天と海老天ととり天


さぬき釜あげうどん四代目横井製麺所で釜玉うどんであるのである。

まあ、例によって仕事の途中の昼めしであるのである。

讃岐うどんのセルフ店には、丸亀製麺に続いて2度めのご来店であるのである。

なにしろ、ものが昼めしだけに毎日のことであるので、できるだけバラエティ豊かな食生活をいたしたいのは重々山々であるのであるが、それがね、もう仕事回りの店はネタ切れであるのである。

とはいっても、それでも探せばまだ行ってない店があるので、昨今の郊外店の入れ替わりは捨てたもんでもないのである。

最近はあちこちに、このなんとか製麺てなセルフの讃岐うどん店がたくさんできて、まあ、営業内容は似たり寄ったりで、麺もどれも讃岐うどんであるので、味も似たり寄ったりであるが、競争が厳しいせいなのかどーなのかどこも安くてサービス満点であるので、あたしらお仕事途中の昼めし者にはたいへん嬉しい限りであるのである。

このサービスてなものがどこの店も、ネギと天かすが取り放題というありがたい仕儀であるので、こよなくネギを愛するあたしにはこれ、天国極楽の嬉しさであるので、山ほど丼に盛りつけて、さらに小分け用の器にも持ってきたのである。

そのあとさらにネギをおかわりしてもだれにも怒られないという、これ、ネギマニアのあたしには手を合わせて拝んでしまいたいぐらいのありがたさであるのである。

それで、釜玉うどん330円で、天ぷらをイカ天も海老天もとり天も100円という太っ腹で、この豪華盛り付けで660円であるのである。

ああ、こーゆー時代がいつまで続いて欲しいもんであるが、アベノミクスで物価がどのくらい上昇するのかしないのか、大食い者達の幸せはいつまで続くのか、人生はあれこれ余談を許さない展開で夢のように過ぎ去って、そのうちハイカットということでエンディングとなるわけである。

なにしろ、うどんから人生を俯瞰しようという無理無体なプロット筋書きであるので、あなたもあたしもどうしたらいいのかしらんつーことで、まあ、なんでもいいやね、ネギたくさん食えるし。

えーと、なんだっけ、何を言おうとしてたのか忘れてしまったのであるが、まあ、とにかく、ネギが食い放題であたしゃあなたにねぎ坊主てなことであるのである。

ところで、本来の釜玉うどんてなものは、卵かけごはんと同様に、熱々の麺にからめることによって卵を半熟状態にしたものを、つゆを少し掛けて速攻で食べるというのが正しい食べ方であるつーことであるが、あたしゃ大食い者の常で、つゆはどっぷり、ネギはたっぷり、天ぷらはごってりであるので、もうこれ、釜玉うどんの体をなさない別物の食いもんになってるのである。

食は個人の好き好きであるので、ルールに従って食う必要もないわけであるが、まあ、釜玉うどんとしての食味はまったく味わえないことになるのでおすすめはしないのである。

でも、どう食おうがあたしの勝手であるのである。

勝手な食い方でネギもこれでもかと食って満腹で大変美味しゅうございましたのは言うまでもないことであるのである。

味覚がおかしい?

大きなお世話であるのである。

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2013年3月9日土曜日

築地場外市場の浜茂鮨で海鮮丼


築地場外市場に物見遊山観光に来たのであるが、実態は昼めしを食いに来たのである。

それで、まあ、ものが魚河岸築地市場であるので、海鮮料理を食いたいつー事で、どこにしようかとぐるぐる歩き回って、元気なおねーさんの呼び込みにのせられて、この浜茂鮨にご来店したのである。

やっぱりなんつーのか、鮮魚関係ってのは元気が無いといけませんやね。

やねっておまえはやね職人か。

ううう、だめか。

まあ、とにかく寿司屋の店頭で具合悪そうなおばさんが小さい声で呼び込んでいてもなかなかその店に入る勇気は出ないのであるが、この店の看板の前でおねーさん2人が無闇やたらと元気だったので、ついふらふらと階段を上がったのである。


昼時であるので店内は満席大賑わい状態であるのである。

あたしゃ板さんと差し向かいのカウンターてなものはどうも気ぜわしくて好きではないので、座敷にしたら、この界隈のお仕事の途中らしいおじさん2人と相席であるのである。

それで、まあ、目的である海鮮丼2100円を注文しら、サービスでビールが付いてきたのである。



どうもこのサービスのことを階下の入り口で呼び込みのおねーさんが元気にわめいていたらしいのであるが、ぜんぜんまったく覚えていないあたしは、基本的にぜんぜん人の話を聞いていないタイプであるので、佐和子さんに怒られるのである。

さらにびみょーにだめで、なんのことかわからない人もいるのである。

ならばやめりゃいいのにやめられないのが俗世俗界この世浮き世のしがらみ義理人情であるのである。


それで、海鮮丼を食ってビールも飲んで、築地場内市場がお休みとは言え、相席したおじさんのような鮮魚関係のくろーとの皆さんも食いに来るわけであるので、さすがにネタがいきいき生鮮新鮮で大変美味しゅうございましたのである。

今回はほんとに美味かったので直球豪速球勝負はなしであるのである。

じゃあ、いつもは嘘ばっかりかとゆーと、そこはそれ、大人とゆーものは能く能く然許(さばか)りにナニであるのである。

いいかげんな当座しのぎにお茶を濁すためとはいえ、ルビをふらなきゃ読めねーよーな言葉を使っちゃいけねーのである。

しかし、小説家としての性がこれを阻むのである。

だれが小説家だ。

ううう、涙が出てきた。

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2013年3月6日水曜日

ゆず庵で上握り寿司と天ぷら膳



仕事で通りがかったゆず庵てな店で昼めしであるのである。

まあ、仕事で回るルーティンの路線の店はたいてい行きつくしてしまって、選ぶのがめんどくさいのでいつものファミレスに直行なんてことが多いのである。

てなことでいつものファミレスに行こうかなんて思ってたら、通りがかりにふと見ると、前にあった名前は忘れた店がお潰れになったあとにこのお店がご出店なされていたので、即ご入店遊ばされたのである。

外観はシンプルであっさりとしているのであるが、中はけっこう高級感のある造りで、ご近所から車でお越しらしい奥様おばさま族で満員状態で、亭主は社食で480円の定食を食らってるのに、女房は昼間っから和食レストランでお食事会でババトーク満開であるのであるなんて失礼なことを言う気はさらさらないのであるが、しかし、どーなんでしょうかこの光景は。

この店はしゃぶしゃぶ・寿司・天ぷら食べ放題が売りであるのであるが、客は奥様おばさまがほとんどであるので、まさか昼間っからそんな無体なやつはいないだろうなんて思ってたら、いるいる、あちこちでカラの器をこれでもかと積み上げて食べ放題の真っ最中であるのである。

あたしもたいがいの人が引くような大食いであるが、この奥様おばさま族の食い放題のときの気合の入りようと食いっぷりにはあたしがドン引きであるのである。

もうこれ、食わなきゃ一生の大損てな心構え気構えで、あたりかまわずの壮絶豪快無比な食いっぷりで、あたしなんかはこの奥様おばさま達の足元にもかかとの裏にも及ばないのである。

この信じられない光景を目の当たりにすると、「ああ、日本は世界一のすばらしい国であるなあ」てなことが心から実感されるのである。

しかし、あたしは仕事の途中の昼めしであるので、食い放題なんかしたらば、午後は昼寝になってしまうので、ものすごく控えめに、さらに摂取カロリーも考えてご注文の運びと相成る次第であるのである。

それで、メニューには「商品は全てご注文いただいてから調理いたします。出来合いを提供するのではなく、職人が心を込めて調理するので、「新鮮素材」を「作りたて」でご提供いたします。」なんて書いてあるし、テーブルの食べ放題注文用の液晶モニターを見ると、寿司職人板前さんらしいおじさまの写真入りで「寿司はわたしが握ってます」てなキャッチコピーで宣伝してたので、大期待して上握り寿司と天ぷら膳てなお料理をご注文なされたのであるが、出てきた「上寿司」と言いはるお寿司を一口食ったらシャリがナニであーらびっくりねであるのである。

これでもし、今握ったとおっしゃられるなら、さらにあーらびっくりねであるのである。

そのびっくりねについてはあたしから詳しく申し上げるわけにはいかない大人の事情がいろいろあるのであるが、まあ、どーしても知りたい方は昼時にご来店の上、心からあーらびっくりねをしていただきたいのである。

てなことであーらびっくりして、これで1554円で大変美味しゅうございましたのである。

象さんのご飯は直球豪速球であるのである。

でも、ホームランされる場合もあるのである。

するとどーなるかとゆーと、あたしからはとても言えたもんじゃないのである。

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2013年3月4日月曜日

築地本願寺の紫水ラウンジのお珈琲



ううむ、なんだ、なんの変哲もない写真になってしまったのである。

築地本願寺を写真や動画を撮ったりしてうろうろして、まあ、なんか飲みたくなったので探したら、本堂右並びの第一伝導会館に日本料理紫水てなお料理屋さんのラウンジでコーヒーが飲めそうなのでコーヒーを飲んだのである。

あたしのお隣には、お茶会とおぼしきおねーさまやおばさまが8人でお着物でお上品にお松花堂弁当なんかをお召し上がりであるのである。

まあ、ご存知のように、茶道(さどう、ちゃどう)とは、湯を沸かし、茶を点て、茶を振る舞う行為、また、それを基本とした様式と芸道であるのである。

元来「茶湯」(ちゃとう)「茶の湯」といったのであるが、千利休は「数寄道」、小堀政一(遠州)は「茶の道」という語も使っていたのである。

だから某国営放送大河時代劇等で茶道を「ちゃとう」と言ってるのは「茶湯」つーことであるつーことであるわけである。

それで、江戸時代初期にはすでに茶道と呼ばれ、海外では「Japanese tea ceremony」として岡倉天心が紹介し、以後その名前で定着することとなったのであるつーことであるのである。

現在一般に、茶道といえば抹茶を用いる茶道のことだが、江戸期に成立した煎茶を用いる煎茶道も含むのであるつーことであるが、この煎茶道が家庭に普及してあたしらが日常飲む煎茶のお茶となったわけである。

つーことで、ほほう、なるほど、茶道は芸道なのね。

つーことは茶道の家元は芸の道を極める人だから芸人であるのね。

ああ、だから芸人の親方の談志師匠のところも家元制であるのであるなあ。

落語といっしょにするな?

ふざけちゃいけません、落語は江戸時代に成立した伝統格式のある、日本の誇るべきすばらしい話芸であるのである。

まあ、それはともかく、その茶道てなものは裏千家と表千家が有名であるが、他にも無数に流派があるので、まあ、その様式作法についてはなんともかんともいいようがないのであるが、お上品に格式形式にのっとり出されたお茶を、日本古来のお食事作法にのっとり口をとんがらかしてズズズーっと高らかに音を立てて飲むのである。

いや、べつに批判してるのではないのである。

作法であるから、お嬢様や奥様がお上品にお取りお澄ましになったお顔で、お上品にお着物をお召しになって、お上品な身ごなしで茶碗を両手にお持ちになり、茶会などでは飲み口を回したりしてから、お口をとんがらかしてズズズーっとこれでもかと四方に鳴り響くように音を立てるのが正しい作法であるのである。

そばを江戸っ子が勢い良くズルズルズルーっとこれでもかと音を立ててすすらないと通の人に叱られる場合もあるのと同様に、音無しで茶をいただくと師範家元にきつくお叱りを受けるかもしれないので夢々油断をしてはいけないのである。

だから、批判をしてるんじゃありませんったら。

伝統作法習慣を解説しているわけであるのである。

まあ、これをフランス料理のマナー教室で出てきたお紅茶を同じように口をとんがらかしてズズズーっと高らかに音を立てて飲んだら、しまいにはマナー教室のセンセーにうしろから平手打ちをくらって「いいかげんにしなさいっ」とツッコミをいれられる可能性もあるのであるが、所変わればマナーも変わる、郷に入っては郷に従え、仏の顔も三度までであるのである。

てなことで、あたしもお茶会のお上品なお着物のお嬢様奥様方のお隣の席で、日本料理店の和風ラウンジ喫茶室で洋風喫茶の作法通りにお珈琲を音もなく速やかに喫したのである。

つーことで、笑いが取れないまま、お上品に大変美味しゅうございましたのである。

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