
取引先の工務店のしゃちょーからチケットをもらったのである。
値段をみたらば10500円で、さらにお食事券付きであるのである。
これ、建材販売企業の販促用に顧客に回すチケットであるそうである。
上の写真のように、入口でスーツを着てるうろうろしてらっしゃるのが、その企業の接待係のおじさんやおにーさんたちであるのである。
あたしゃ明治座てなもんには一生行かないだろうと思ってたので、まあ、興味のないものも、一生に1度はなんでも見てみるというのがあたしの人生のコンセプトであるので、なによりであるのである。
なんとゆーか、かんとゆーか、ご意見はいろいろあると思いますが、あたし的にはなーかなか香ばしい舞台であるのである。
梅沢さんは以前はたしか前川さんとコラボであちこち回ってらっしゃって、某国営放送でも番組をもってらっしゃたと思うのであるが、最近は瀬川さんとコラボであるわけであるなあ。
それで、10時入場てなことであるので、入ってみたらば、この大混雑であるのである。

スーツにネクタイの企業の接待係のおじさんたちがおみやげの袋を用意して、あちこちにテーブルを作って接待中であるのである。
いやいや、明治座というのはこんなことになってるとはつゆ知らんかったのである。
さらに、農協さん関係は来るは、観光バスで団体は来るはで、中はてんやわんやのおおさわぎであるのである。

それで、まあ、開演は11時だそうであるので、とにかく、食い意地だけで生きてるような象師匠としては何か食わないことには始まらないわけであるので、入り口にある「花やぐら」てな喫茶店に入って、「白玉ぜんざい」とコーヒーを注文したのである。

それで、出てきたのがこれである。
さすがは明治座の喫茶店であるのである。
器の色合いがよろしいじゃございませんか、なんてね、あたしもしばし感心をなされて、蓋を開けたのである。

ううむ、白玉が3つであるのである。
おしるこが底の方にごくお上品にひたひたと白玉を浮かべてらっしゃるのである。
630円であるのである。
コーヒーは420円であるのである。
いや、高いなんていっちゃおりませんよ。
白玉は3つでもおしるこがなかなか美味しいんですから。
あーたも食べてご覧なさい、ほんとですよ。

こーなったらお昼ご飯に期待するわけである。
それで食堂のショーケースをみてたら、華やかなお重が1600円ぐらいからあって、けっこうお安いのである。
明治座はなかなか良心的であるのである。
何か褒めておかないとこのチケットをくれたしょちょーにも恨まれるのである。

そしたら、タダ飯を期待しているあたしと同様に仕事のついでのおじさんがショーケースをまじまじと観察しているのである。
おじさんのお気持ちはあたしもよーくわかるのである。

それで、場内はこんなであるのである。
3階席まであるのであるが、あたしの席は1階席の前から3列目であるのである。
ものすごくいい席であるのである。

それで、まあ、まだ時間があるので、通路の土産物売り場は、試食に群がるおばさんたちでさらにてんやわんやでごったがえしているので、あたしもなんか買おうと思ったらば端の方にビールとウイスキーと赤ワインてなことが書いてある店があるので、あたしは白ワインが好きであるのであるが、ビールとウイスキーは飲みたくなかったので赤ワインを買ったのである。

まあ、450円てな赤ワインであるので、味に期待してるなんてことはさらさらないのであるが、写真も撮り終わって、さて飲もうではないかと思ったらばおばんさんが服を脱ぎ始めたのである。
ううう、なんでそんな拷問を受けなけりゃならんのかと思っていたらば、これ、気がつくと室温がそうとう高いのである。

その暑さのせいかどうなのか、やおらあたしはアイスクリームが食いたくなって、探したらすぐ目の前に店があったので、このアイスクリームを買って食ったのである。

思いっきり明治座の作戦にひっかかっているのである。

それで、梅沢さん瀬川さん大活躍の午前の部の1時間が終わって、お昼のご飯はお重である。
ううむ、これ、あのショーケースのお重とは少し違うようであるが、まあ、あたしも大人であるから、その事情はわかるので、そこはそれ深く突っ込まないのである。
あたしの周囲は、まあ、工務店関係者と思われるおじさんとその奥さんと思われるおばさんで、もくもくとお食べなさって、ときどき、接待側の企業の担当者が、その中の顔見知りのおじさんと談笑なさっておられるぐらいで、だれもあたしには挨拶にこないので、美味しくいただけたのである。
ときどき、こーゆー接待関係は、いきなりお偉いさんが最敬礼で挨拶に来られたりして、油断して名刺忘れてきたりするとえらいことになるのであるが、今回はべつにあたしの知り合いがいるはずもないので、当たり前であるが、だーれも来ないのである。

そのあと、花道を見学に回ってみたのである。
ここを梅沢さんや瀬川さんが走って行ったり来たりするわけである。
なかなかの距離であるので、役者はけっこう大変であるわけである。
まあ、大変といえば、梅沢さんは、芝居に歌に瀬川さんの司会にとほとんど3時間半ぐらい出ずっぱりでものすごい爆裂トークでボケてツッコンでわめいて走って、それをまた夜の部でやるわけであるから、さらにそれを1ヶ月通してやったりするわけであるから、まあ、普通の体力では死んじまうと思ったのであるが、まあ、そういえば芸能人は早死の人が多いね、ううむ。
梅沢さんも瀬川さんも頑張っていただきたい。
途中で、明治座の俳優養成所てなもんにお誘いを受けたのであるが、さすがにそれは行ってみないのである。

帰りにはもちろん明治座の稲荷さんに商売繁盛を祈願して、我が人生にの弥栄(いやさか)を寿(ことほ)ぐばかりであるのである。
意味がぜんぜんわからないのである。
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