2014年1月23日木曜日

バンコクのセントラルワールドでアメリカン・フォーとオーリヤン


まあ、ご存知のように、フォーとは、ベトナム料理を代表する平打ちの米粉麺であるが、さらにアメリカン・フォーであるのである。

どこがアメリカンなのか意味がわからんのであるが、とにかくフォーであるのである。

牛肉のフォーにさらにモヤシを載せて、さらにタイ式に唐辛子やナンプラーや辛子酢や砂糖やなんだかわからん調味料で味付けして食うのである。

タイでは野菜をほとんど生に近い状態で食うので、モンゴル系日本民族としてのあたしには少々固いのであるが、フォーと組み合わせるとこれがなかなかシャキシャキして美味いのである。

まあ、あたしはパクチーなんかも全く嫌いではないので、それが入っているのかどーかも気にならないのであるが、嫌いな向きには青臭くて食えたもんでないかもしれないのであるが、あたしゃものすごく美味いのである。

フォーの正しい食い方としては、日本そばのようにズルズルとすすって食うのは、マナー上において大変芳しくなくて、箸でレンゲに具と麺をお載せになってお上品に食わなければならないのである。

まあ、タイ式のマナーとしてもホークとスプーンを使って、スプーンに載せてからおもむろにお口に食材を運んでお食べにならなければならないので、ずるずるすすって食うのは日本のそば文化あるいはうどん文化の産物かもしれないのであるが、あたしは食事の際にずるずる音を立ててすする行為が死ぬほど嫌いであるので、たいへん香ばしい習慣であることを特筆しておくのである。

なにしろ、言うことにことかいて特筆であるのであるが、レシートもなくしてしまったので、この料理の値段も店名もわからんのであるが、だいたいフォーが180バーツぐらいで、オーリヤンが60バーツぐらいなんじゃなかろうかと思うのである。

オーリヤンとゆーのはタイ式のコーヒーで、コーヒー豆ではない豆を焙煎して淹れるコーヒーで、ノンカフェインであるのであるが、味は甘いアイスコーヒーそのものであるのである。

まあ、コーヒーマニアからすれば、「これはコーヒーではない」つーよーなご意見もあるとは思うが、元コーヒー専門店店主で世界のコーヒー事情に精通するコーヒー専門家を自負してやまない一方、「こだわらずに生きよ」とゆーお釈迦さんのご意見を信望する経験なる仏教徒としてのあたしには美味しいアイスコーヒーなのである。

しかし、メニューにはオーリヤンとは書いてなくて、たいていはタイコーヒーとなっているので、タイに行く機会のある方は、試しに注文してみると、「なーるほど」と納得できるのである。

まあ、ニュースでもあれこれ報道されているように、タイは新旧お金持ちの利権の奪い合いせめぎ合いで、それに煽られて乗せられた有象無象の皆さんが大騒ぎそーらんの真っ最中で、飯もおちおち食ってられないつーよーな感じがするのであるが、一般社会はそーでもなくて、普段と変わらん生活をなさっていて、皆さん、のんびりとお買い物をしたりお食事をなさったりなされているのである。

まあ、食の権化である象師匠としては、たとえ、デモ行進のまっただ中で危ないものを投げられようと食わないことには始まらんので、大騒ぎの中心地のセントラルワールドへお越しになって、食いたいもんを食うわけである。

てなことで、そーらんのさなかでも大変美味しゅうございました。

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